おばあちゃん

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結婚っていいなって初めて本気で思ったのは
おじいちゃんのお葬式の時だった。

おばあちゃんがお棺の中のおじいちゃんに向かって言った
最後の言葉は「さようなら」。
何十年も共に歩んできたパートナーに最後にかける言葉が、
ありがとうでも、愛しているでもなく、
「さようなら」だったのが何だかとても美しく、胸に刺さり、
そんな2人を見て夫婦って素敵だなって思った。

そんなおばあちゃんが昨日の夕方亡くなって、
息子と両親は葬儀のため九州へ向かった。
家に一人でいるとふとした瞬間に
おばあちゃんとの思い出が蘇ってきて涙が溢れてしまう。

洗濯畳みながら「口が寂しいけん、
お菓子食べるか、喋るかどっちかしようかね~」と言ったおばあちゃん。
そのあと2人でお菓子食べながら喋り続けたこと。

小さいコーラの缶を冷たくしてみんなに出そうと思って
冷凍庫に入れてカチカチにしてしまい
「ありゃあ、でけんかったね~」と笑ったおばあちゃん。

そして、結婚式の最後に「きれいかね~」と泣いてくれたこと。

一つ一つの思い出が昨日のことのように鮮明にまぶたの裏に残っていて、
もう会えないということが、
またあの優しい声を聞けないということがこんなにも悲しい。

おじいちゃんのお葬式の時、
車で帰るときに雪が降ったことを思い出す。
その日はおかしなくらい全部の天気が少しずつあるような日で
「おじいちゃん、最後に全部の天気を味わっていったんだね」ってみんなで話してた。
それは理科の教師だった祖父らしいお別れだった。

ここまでずっと暖冬だと言われていたこの冬一番の冷え込みが来て、
うっすらと雪が積もった今朝。
おじいちゃんがおばあちゃんを迎えに来たのかもしれない、と思った。

天国でおじいちゃんがいなくなった後のことをおばあちゃん伝えてくれてるかな。
孫はみんな立派に自分の思う道に就職したこと、
じいちゃんにそっくりな頑固なひ孫もできたこと、
そしてもうすぐもう一人増えること。

とてもとても悲しいけれど、
おばあちゃんがおじいちゃんとこれからまたいられるのなら。
その幸せな風景を想像するだけで温かい気持ちになる。

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おばあちゃん「さようなら」。
そして、たくさんの愛情を注いでくれてありがとう。
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プロフィール

utsugimaika

Author:utsugimaika
・ラジオDJ
・チャイルドボディセラピスト
・JICA中部なごや地球ひろば 
 オフィシャルサポーター
・Supporter's Support代表
・コップなごや水基金 コーデュネーター
・なんとかしなきゃ!プロジェクト メンバー
・フェアトレードタウンなごや推進委員
 
                  など

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